記事が一定数閲覧されたらTwitter APIで自動的にTwitterへ投稿
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序文
ウェブサイトのアクセス数増加においてTwitterからの流入は無視できない
Twitterは日本で3位の利用者数となっており、その比率は増加傾向にある(総務省|平成29年版 情報通信白書|SNSがスマホ利用の中心に より)。
私のブログの事例では、外部からの流入の割合は以下の通りとなっている。SNSからの訪問者の比率が最も大きい。
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SNS(Misskey、Twitter): 0.6
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検索(Google、Baidu、Bing、Yahoo): 0.37
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RSS: 0.03
SNSからのアクセス数は安定する
検索からの訪問者は1度きりのアクセスとなる傾向がある一方で、SNSからの訪問者は継続的にアクセスする傾向がある。
私のブログの事例では、訪問者数に対するアクセス数の比率は以下の通りとなっている。
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SNS: 1.77
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検索: 1.2
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RSS: 2.3
序文まとめ
以上から、SNSに注力することは、アクセス数の安定的な増加が期待できる。
私のブログでは読者にとってほとんど無意味な投稿もなされており、更新のたびにTwitterに投稿することはせず、記事が一定回数閲覧された時にTwitterへ自動的に投稿する。これにより、「投稿の質が向上」・「投稿回数が向上」・「効果的な時間帯に投稿される」といった効果が期待できる。
また、本記事ではTwitterへ自動投稿するまでを説明の対象とし、その前段の閲覧数判定については説明の対象外とする。
実装
実装方針
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Node.jsを用いて実装を行う。
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開発者のTwitterアカウントから自動で投稿する。そのためOAuth1.0aの3レッグ認証によるtokenの取得は実装の対象外とする。
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Twitter API Standard v1.1のstatuses/updateを使用する。Twitter API v2はOAuth2.0を使用しており、refresh tokenの管理に継続的にコストがかかるため、今回は使用しない。
Twitter API v2におけるrefresh tokenの詳細
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投稿に使うtokenが有効なのは2時間だけ
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refresh tokenを使えばtokenを再取得できるが、その際にrefresh tokenも新しいものが払い出され、古いrefresh tokenは利用できなくなる
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故に、DBにrefresh tokenを入れておく必要があり、さらに常に有効であるかに気を配る必要がある
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DBに保存したrefresh tokenが無効化した場合には、DBを操作してrefresh tokenの入れ直しが必要